就職活動を始めると、誰もがこの言葉を目にしますよね。
SPI
SPIは書類選考通過後、一次面接の前に組み込まれている場合が多く、採用スケジュールの中に「適性検査」と書かれている場合も多いです。
と思っているそこのアナタ・・
甘すぎる!!
SPIを舐めたらいけません。
SPIの対策をしないことで、「適正なし」と判断されてしまい、一次面接へのチケットを貰えない場合があります。
と悩む方に向けて、筆者の失敗談を踏まえて解説していきたいと思います。
そもそもSPIって何?SPI対策する意味あるの?
まずSPIについて解説していきます。
就職活動を行ううえでは、SPIは切っても切り離せない適性検査。
まずは実態と目的を把握しましょう!
そもそもSPIって何?どんな目的で実施されるの?
まず、採用試験では、採用試験の受験者の性格や能力を知ることで、その企業に向いている人材かどうか、判断材料にする場合があります。
その検査のひとつに、リクルートマネジメントソリューションズ社が開発販売している「SPI」が主流で取り入れられています。
どんな職種や職業が向いているのか、という純粋な適正判断は勿論ですが、大企業や人気のある企業の場合は、SPIの偏差値から、次の選考へ進める受験者を選定する場合にも使われます。
偏差値は以下のように段階に分かれていて、いわゆる「足切り」の基準として使用される場合も・・。偏差値の基準については企業によって異なりますし、公表はしていないので、あくまで参考です。
- 段階1⇨偏差値 〜29.5(全体の2%)
- 段階2⇨偏差値29.6〜37.5(全体の9%)
- 段階3⇨偏差値37.6〜45.5(全体の23%)
- 段階4⇨偏差値45.6〜53.5(全体の31%)
- 段階5⇨偏差値53.6〜61.6(全体の23%)
- 段階6⇨偏差値〜70 (全体の9%)
- 段階7⇨偏差値70〜 (全体の2%)
とはいえ、低すぎてしまうと、落とされるリスクも高くなってきます。
リスクを考えると、ある程度の偏差値に入るような結果を目指した方がベター!
SPIには数種類のテストで構成されている
SPIは数種類のテストで構成されています。
特に②については基礎学力的な要素も入っているので、対策をしていけば、本番は焦らずに臨めますよ!
①性格を判断するテスト
アナタに関する約200門の質問に対し、自分に当てはまるものを答えていくテストです。言い回しは違うけど、同じことを問う質問が散りばめられています。アナタの回答に矛盾がないかどうかを確認します。
②能力を判断するテスト
能力を判断するテストは「言語分野」と「非言語分野」が用意されています。
●言語分野・・言葉に関するテスト
・二語の関係
・熟語の意味
・語句の用法
・文の並べ替え
・空欄補充
・長文読解
●非言語分野・・論理的な考え方に関するテスト
・推論と論証
・表の読み取り
・集合
・確率
・順列・組合せ
・料金の割引
・損益算
・分割払い
・速度算・通過算 など・・
過去に学校で習った国語や算数の基礎&応用だったりと、復習するように対策していけば、決して怖いものではないんです。
逆にノー対策で臨むと、過去に習った基礎が抜けたまま本番でテンパってしまうことも・・。それってかなり勿体無いのでは・・?
SPI対策は必要:音楽業界やクリエイティブ業界でもSPIは実施されている
結論から言うと、SPI対策は必要です。
業界・職種に関わらず、SPI対策を行うことで、就職の可能性が広がります。
逆に「関係ない」「面倒だ」といって、対策を怠ってしまうと、SPIがネックになって、就職活動が苦しくなってしまうこともあります。
どんな業界でも、SPIを採用試験に取り入れています。
例えば、音楽業界やクリエイティブ系の職種もSPIを含めた適性検査を取り入れています。
元芸大生で音楽専攻だった筆者は音楽業界やクリエイティブ業界の採用試験を沢山受けてきました。
SPIという存在は何となく知っていましたが、自分が受ける業界では、無縁だと思っていました。ただそれは完全に思い込みでした。
音楽業界やクリエイティブ業界でもガッツリとSPIがあります。
老舗のレコード会社から音楽雑誌を発行している某有名企業まで、SPIが組み込まれています。
音楽業界やクリエイティブ業界だから、感性やセンスさえあれば内定まで勝ち取りに行ける・・・なんて当初は思っていましたが、そこは関係ないんですよね。
音楽業界に就職したい、クリエイティブな仕事をしたい!!という方もSPIの対策をしているに越したことはありません!
実際にいきたい企業が明確であれば、なおさらです。
SPI対策は必要:志望していた音楽企業にSPIで落ちた筆者の失敗談
しつこいようですが、SPI対策は本当に大切です。
それは筆者がSPIをノー準備で挑んで、非常に後悔しているからです。
筆者はSPIの対策を全くしていませんでした。
「面倒くさい」「SPIなんて意味ないでしょ」という自分勝手な理由からです。
ただ、志望していた音楽企業のほとんどがSPIを採用試験に取り入れていたんです。
SPIはどんな目的で実施され、どんな内容が出題するのか・・それすらも把握しないまま、ノー対策で挑みましたが、ボロボロでした・・(涙)
音楽企業はSPIで玉砕しました。
最後は「SPIを取り入れている企業を受けなきゃ良いのかも」という発想に至っていました。
SPI対策をしておけば、志望企業の面接へのチケットを貰えたかもしれません。
少しでも、自分の苦手な問題について対策していれば・・・と言い始めるとキリがありませんが、SPIで自分の人生の選択肢を狭めてしまうのは、もったいないですよね。
SPIの重要性を知っていれば、しっかりと対策していたのに・・と後悔しました。
SPIは転職活動の適性検査でも行われます。
社会人になってから、転職活動ではSPIの対策を行いました。
今在籍している会社もSPIがあったのですが、無事通過することができました。
SPI対策のススメ:SPI対策って何をすれば良いの?今からでも間に合う?
そんなSPI対策で必要なことを解説していきたいと思います。
SPIの対策は早いに越したことはありません。
就職活動中の方で、まだ対策を始めていない方は、すぐに準備しましょう!
逆に「もう手遅れ・・」ということもありません。
時間がある時に少しずつで構わないので、対策を進めていくことをオススメします!
SPI対策のススメ①:SPIの問題の傾向を知ろう
まずはSPIはどんな問題が出て、どんな出題パターンがあるのかを把握しましょう。
企業によってはSPIではなくGABや玉手箱、CABといった別の適性検査を採用している場合があります。アナタの志望企業が、どのような適性検査を採用しているか、もし把握していたら、それに合った対策を進めていきましょう〜!
SPIは参考書が出版されています。
読みやすくアナタに合った参考書を購入して、SPIの全体感と傾向と対策を学んでいきましょう。
SPI対策のススメ②:模擬でSPIを一通り受けてみて!オススメの模擬サービスを紹介
ある程度傾向と出題内容を理解してきたら、模擬でSPIを受けてみましょう。
模擬形式で、テストの流れを掴むだけでも、当日は焦らずに挑むことができます。
また、より自分の苦手な分野を把握できるので、模擬⇨対策⇨模擬・・と繰り返していけば、よりSPIの壁は低くなる!
SPIの模擬テストにはこちらのサービスがオススメです。
株式会社ノストラムが手掛けるweb試験対策ツール「 WTI 」。
インターンシップの適性検査にも活用できるツールです。
1,500円(税込)の申込みで、web適性試験の対策が12ヶ月無制限で行えます。
特にwebテスト形式の試験の対策を集中的に行えます。
SPI・玉手箱・TG-WEBをカバー。
しっかり準備をして挑みたい方は是非利用してみてください。
SPIは受けたくない!対策したくない!という方にオススメの就活方法
それでもSPIはできれば受けずに就職活動したい!対策する時間がどうしても取れない!SPIテストがない企業へ応募したい!という方にオススメの就活方法を紹介します。
SPIを回避する方法①:採用スケジュールに適性検査が組まれていない企業を選ぶ
就職サイトや企業サイトの募集要項を確認してみましょう。
採用スケジュールが掲載されているはずです。
そこに適性検査が組まれていない企業を選ぶようにしましょう。
自ら適性検査を実施していない企業を選ぶことができるので、就職活動の効率が上がります。
ただこの方法にはデメリットが2つあります!!
採用スケジュールに「適性検査」が書かれていないからといって鵜呑みにしてしまうのは危険です。スケジュールに書かれていなくとも、面接の日程の中に、適性検査が入っている場合があります。
「1次面接」としか書いていないけど、会場に行ったら、適性検査からスタートするパターンですね・・。
また、適性検査を実施していない企業で選ぶと、グッと選べる企業の幅が狭まります。
採用サイトも全ての企業を掲載している訳ではないですよね。
限られた掲載企業の中から、さらに適正検査がない企業で絞り込む訳なので、当然選べる企業も少なくなってきます。
SPIを回避する方法②:就職エージェントを利用し、相談する
就職エージェントを利用して、就職活動の方法を相談しながら、企業の選定⇨内定までのサポートを受ける方法もオススメです。
就職エージェントとは、就職のコンサルタントが、アナタに合った就職先の紹介を行ってくれて、面接対策や日程調整などなど、アナタの就職活動をトータルサポートしてくれるサービスのことです。
就職エージェントでは面談時にアナタの希望の職種から悩みまで、トータルでヒアリングしてくれます。
希望に応じた就職活動方法や企業の紹介を行ってくれるので、とても効率的。
また採用サイトにはない企業と提携している場合も多いので、希望に合った企業に出会えるチャンスが多いのもメリット。
適性検査を受けたくない場合は、そのことを就職エージェントに相談して見るのが良いでしょう。
もちろん適性検査を受ける場合でも、適性検査の対策も共有してくれるので、頼もしいサービスであることには間違いなしです。
5人に1人※が登録!キャリアチケット
・内定まで最低2週間の実績
・選考先の対策を徹底サポート
・強みを活かせる厳選した企業を紹介
・1対1の丁寧なサポート
※20卒学生の累計登録者数から算出
マッチングイベント型でミスマッチを徹底防止
参加者内定率96%のMeetsCompany
・優良企業とマッチングイベント開催
・企業の生の声を聞ける
・イベント後は内定まで徹底サポート
・全国32箇所で開催
・AI適性検査で精度の高い人物分析
・専属のエージェントが対応
・厳選した3〜4社を提案
・エントリーから入社までサポート
・対面でもWEB面談でもOK
就職エージェントはどれも無料で受けられるサービスになっているので、サービス料金の心配もありません。
悩んでたら、気軽に相談してみましょう。
さいごに:進路の可能性を狭めないためにも、SPIは絶対通過しよう!
いかがでしたでしょうか?
結論から言うと、SPIの対策は必要です!
本当必要です!(重要だから何回も言った)
・SPI対策は必要
・SPIを足切りの判断にする企業も
・SPIで可能性を狭めるな
・出題問題を把握するだけでも吉!
・傾向把握と模擬で対策しよう
・SPIを受けない判断もアリ◎
・就職エージェント利用で効率的に
就職活動のやり方には正解がないので、人それぞれ、納得する方法で進めていくことが一番ですが、行きたい企業が明確であれば、SPIの対策を徹底しておくのがベスト。
SPIを理由に行きたい企業へのチケットが貰えないのは悲しいので・・。
特定の企業を志望していない方も、SPIの対策はしておくのがベター。
SPIを受けない就職活動を選ぶのもOK。
ただその場合は効率的に、後悔しないような就職活動を考えてみて。
筆者は就職エージェントをオススメします。
一度コンサルタントさんと就職活動の方針を相談しながら進めてみてください!
やらなかったことで後悔するなら、やった方が良い!!
これに尽きます!
この記事が参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました〜〜