はじめに:芸大生時代の就活録を語っていこうと思う(中編だよ)
こんにちはおこうです!
芸大卒にも関わらず、現在お堅い業界で会社員をやっているアラサー女です!
具体的には某総合芸術学部で音楽専攻で4年間どっぷり音楽漬けで過ごした後に、音楽系業界に就職⇨転職を経て、お堅い業界に身を置いております。
自己紹介記事も投稿しているので、是非お読みください!
私おこうは、大学3年生の秋から就活を始めました。
ノー準備&痛い芸大生プライドを発動させながら、失敗だらけの就活を始めてしまったんです。
前回の記事では、その就活前半についてを書き綴っています。
今回の記事は、そんな就活録の中編!!
前編と後編で書こうと思ったんだけど、長くなりそうなので、中編を差し込みました。
というのは、中編となる大学4年の夏〜秋は、私にとって就活を見直すうえで、大きなターニングポイントとなったから。
具体的には内定と内定切りのコンボです。
気になる方は、是非読んでいただければと思います〜!
前回の記事はこちらから
芸大時代の就活録4:大学4年生夏 就活仲間がゴールしていく、だけど私は・・・
前回の記事でお話したように、大学4年の春から本格始動した就職活動は散々でした。
勘違いだらけ&痛い意識のまま続けているんだから、受かるもんも受かりません。
エントリーシートには何十社にも送りました。
だけど、その殆どが1次面接落ちか筆記試験落ち。
対策をしていれば、こんなに恥ずかしい結果にはならないんですけどね・・。
そんな中、夏頃には地元の友達や同じ大学の就活組が内定をもらって就活を終わらせていました。
この段階で私が決定的にやるべきだったことは以下の3つ
私は周りの友人たちが内定をもらった事実だけを気にしてしまい、それを妬み、自己嫌悪に陥り、最終的に自暴自棄になるという、負のスパイラルにハマっていたんです。
友人と会えば「いいなあ〜内定もらえて、私なんて・・」というネガティブ発言から始まる会話。
友人からすれば、たまったもんじゃない(笑)
芸大時代の就活録5:ついに内定ゲット!でもこの会社に就職して大丈夫なのか?
前回の記事でお話ししたように、この頃の私は業界関係なく手当たり次第エントリーしてはお祈りされる日々でした。
そんな中、システムエンジニア(SE)を請け負う、とある小さな企業に応募したんです。理由は特になし!!
都内の古い雑居ビルのワンフロアにある、小さな小さな企業。
社員はほんの数人。
発注元の会社に駐在し、発注元会社の中でシステム開発をする、という客先常駐型で請け負っている会社でした。
少数精鋭の常駐型SEの会社・・・なんだか香ばしい香りがする・・・。
というかそもそも、私ってシステムエンジニアに興味あったっけ?
と思いつつも、私は目の前のことが全く見えていなかったので、SEの響きの格好良さと「文系でも活躍できます!」という謳い文句に惹かれて応募したんです。
会社の扉を開くと、そこには社長さんと事務のパートさんが2人。
仕事がなく待機中のSE社員さんが2人ほど。
そして既に内定済みで、そのままアルバイトとして働いていた大学生1人。
第一印象は、アットホームで穏やかな雰囲気。
そのままミーティング部屋に通されて、社長と面接がスタートしたんです。
私の今までの経歴を話したところ、興味を持ってくれたようで、なんとその場で採用!!衝撃でした。
採用を頂いたときに、社長が条件を言われたんです。
「うちで働きたいなら、来週から平日は毎日アルバイトとして働いて、SEとしての技術やマインドを見つけていってほしい」
このとき大学は夏季休暇。
アルバイトするには十分な時間がありました。
就活に専念するために、他にバイトもやっていなかったし・・断る理由なし。
快諾して、その場で内定を頂きました。
その日は大喜びと解放感に満たされた!
そのテンションで親に報告!
だけど親はあまり喜んでくれなかった。
(音楽業界に行きたいのは私が一番知ってる)
(音楽業界は全部落ちちゃった)
(でも内定もらったからゴールでしょ)
(私は親の就職代行じゃないんだ)
モヤモヤしながらも「とりあえずここで働くから」ということを伝えたのでした。
そしてSE会社でのアルバイト生活と謎の研修、そして悲劇へと進むことになります。
芸大時代の就活録6:研修と題された、謎の海外旅行!?そして帰国したら・・
SEの企業でのアルバイトは毎日9:00-18:00。
アルバイトというよりは、研修を受けながら時給も貰えるといった感じ。
一見すごく良さそうだと思いませんか?勉強しながら給料を頂けるんだから!
その内容はSEのプログラミング(Java Script)と企業精神?の研修でした。
Javaはプログラムを組む上では必要だと知っていたので、勿論そこは納得して取り組んでいました。待機中の社員さんが直々に教えてくれました。
問題は企業精神の研修。
うろ覚えだけど、こんなことを延々と座学でやってました。
この研修内容、どう思いますか?
・人生の幸せは家族を作ること
・働く目的は家族を守るため
・それを軸に仕事をすると皆幸せになる
そんな感じで、平日毎日はその企業で研修を受けながら夏を過ごしていました。
そんなある日、社長から呼び出されて「とある研修」を言い渡されたのです。
それは単独での海外旅行(笑)
海外を知ることで、自分の知らない世界を知ることができる。
自分ひとりで海外に渡ることで、壁を破って世界を見ることができる。
こんな理由だったと思います。
旅費は支給予定のアルバイトの給料を足しにしなさい、とのこと。
(お給料の使い道が勝手に決められているなんて・・!)
どうしてもひとりは心細かったので、友人と2人で行くならOKというお許しを得て、私は急遽、謎の海外旅行に行くことになったのでした。
旅行先は「中国が良い」と半ば強引に勧められたので、上海に行くことにしました。
幸いにも、一緒に行ってくれる友人も見つかり、旅行自体は楽しいものでした。
正直、研修というよりは、ただの海外旅行でした(笑)
2泊3日の超短期間の旅行だったし、ほぼツアー頼みだったし。
中国という国の空気を肌で感じることができたのは良かったけど、研修に値するか?と言われたら、値するとは思いませんでした。
そんな謎の研修ともいえない海外旅行研修から帰ってきた後に、悲劇は起こります。
芸大時代の就活録7:まさかの内定切り!!就活方法を見直すきっかけに
海外旅行から帰って暫くしたある日、出社早々に社長から呼びたされました。
なんだか神妙な面持ちで、良い話ではなさそう。
そのとき何故か、社長と私2人きりだった記憶があります。
「申し訳ないけど、会社の業績が芳しくないので、内定を無かったことにしてほしい」
本当に頭が真っ白になりました。
確かに常駐型のSE業務を請け負っている企業なのに、何故か事務所で待機している社員さんが何人かいる状態。
大丈夫かな?とは思っていたけど、本当に危険なんだ・・?
会社の業績がもともと芳しくないのが分かっていて、何で採用サイトに募集広告を掲載したんだろうか?
もしかして私が無能だから、見切ったとか?
こんなに直ぐに切る位なら、採用しないで欲しかった!
アルバイトなんて言って時間を奪わないで欲しかった!
海外旅行なんて悠長なことしている場合じゃなかった!
私の頭は怒りと悲しみと混乱でグルグル状態。
だけど「はい、分かりました」と受け入れるしかなく、そのまま残りの給料を受け取って、会社を後にしました。
ここからまた就活をやり直し。
でも、これで良かったんだ。
これでもう一度自分の行きたい道を見直せる。
そう前向きに思おうと意識すればするだけ、涙が出てくる一日でした。
さいごに:身をもって就活の厳しさを知った夏!決して無駄ではなかった
間違った就職活動を行なったまま、たまたま受けた謎の企業にその場で内定を受け、研修という名の海外旅行の末に、内定取り消し・・・
グダグダに拍車がかかった中編でした〜〜!!笑
✔︎手当たり次第受け続けた
✔︎就活を終わらせたい気持ちを優先した
✔︎就活をゴールだと思っていた
✔︎自分の気持ちに正直にならなかった
心のどこかで感じた違和感に正直に従っていれば、もしかしたら内定取り消し前に、自分から内定辞退できていたかもしれません。
この企業との関わりは7月〜9月頭という、ほんの短い期間。
でも就活生であった私にとっては時間的に大きなロス。
これはかなりダメージが大きい・・・
これを機に、私は自分の就活の仕方に疑問を持ち、見直すようになりました。
ここから就活の流れも変わっていきます。
具体的にどう就活方法を変えたのか、最終的に私の就職活動はどう着地したのかは、次回の記事で書き綴ろうと思います。
日本の採用市場は生き物のようにウネウネと変動し続けています。
情勢や環境の変化によって、追い風になったり向かい風になったり・・・。
変動の激しい採用市場の中で重要なことは、自分の軸を持つことだと思います。
自分の軸は「なりたい自分」から、自分がやるべき事やあるべき姿を具体的にイメージすること。
なりたいイメージを逆算しながら、やるべき行動を実践していくと、私のようなブレブレで悲惨な結果にならないのです。
またこの考え方についても、今後掘り下げながていきたいと思います!
ということで、後編は就活再スタート〜涙の就活終了までを書いていきます!
最後まで読んでいただき有り難うございました!