音大生の悩みあるある!
音大生って就職できないって本当?就職に不利になるの?
音大生の多くが抱える悩み・・それは・・
音大生って就職に不利なの?!
これは就職を考える音大生の多くが抱える悩みかと思います。
筆者もかなり悩みましたし、就職活動は苦戦しました。
「音大生は就職できない」とか「就職に不利」だとか実際に言われてきました。
でも本当に就職できないんでしょうか?
今回はそんな悩みを解消すべく、「音大生は就職できない」という問題について解説していきたいと思います。
音楽関連の就職先は限られている・少ないのは事実です
採用サイトを眺めていると気づくと思います。
音楽関連の採用情報が圧倒的に少ない!!
大手のレコード会社や音楽出版社、音楽教室に楽器販売店・・てアレ?これだけ?
うーん・・音楽関連の応募は選り好みしてられないかも・・・
という印象を持った方もいるかと思います。
音楽という分野は狭い業界ゆえに、採用情報を掲載している企業も多くはなく、なかなか全貌が見えにくいのです。
そんな狭き業界とは裏腹に、音楽業界への憧れから応募する人も少なくありません。
一般大学からも熱意を持って音楽業界に臨む学生は沢山います。
「音楽関連で就職する」ということを考えた時点で、ハードルが高くなります。
「音大生だからアドバンテージがある」なんて生ぬるい考えでは、確実に一般大生に内定枠を奪われます。
音楽関連に就職するということは、優しい話ではないのは事実。
これが現実です。
「音大生だから就職が不利」だと感じるのは、根本的な原因があるから
筆者も在学時に同級生との会話でこんな台詞をよく耳にしました。
「音大生は就職に不利だから苦戦するよ」
当時の筆者も音大生は就職に不利だと思っていました。
大体こんな理由で不利だと感じるんですよね。
音楽関連以外の企業をいざ受けても、毎回こんな質問を投げられます。
この質問に苦しめられる音大の就活生は多いです。
この質問に苦しめられたり、就職活動で音大生が不利だと根本的な原因があるから。
①音大生が就職活動で不利な根本原因:自己分析不足
このブログでは高頻度で出てくる言葉ですが「自己分析」はしましたか?
後述する②③とも関連してきますが、そもそもアナタはどうしたいのでしょうか?
このレベルでそのまま就職活動を行うと、失敗します。
音大生で就職活動がうまくいかない人の多くは、この漠然とした気持ちのまま就職活動に突入してしまうことが原因の一つ。
漠然とした気持ちのままだと、自分の中の軸がブレてしまうので、就職活動に振り回されてしまうことも。
Aさんの場合、「今後音楽は趣味の範囲で良い」と思っています。
ここから就職活動を行うためには・・
といったように漠然と感じている自分の気持ちを、掘り下げいく必要があります。
掘り下げていくと、いざ働きたい企業を選ぶときに、企業選びに迷いにくくなりますし、面接でも曖昧な受け答えを回避することができます。
自己分析については別で記事にしていますので、そちらを是非参考にしてください。
②音大生が就職活動で不利な根本原因:自分を「音大生」の枠で括っている
最初から「自分は音大生だから」と括っていませんか?
確かにアナタは音大生です。
長年にわたって培ってきた演奏活動や作品制作。
大学でもその特技を極めるために、大学に入ってきたのではないでしょうか。
でも、アナタは音大生の前に「ただの大学生」なんですよ。
他の一般大学と同じ、大学生。
就職活動では同じ土俵に立っています。
「一般大学」とここでも括ってしまいましたが、文学部や理学部、工学部や経済学部・・・他の大学生だって、みんな自分の専攻分野を持って学んできています。
アナタは他の大学生と同じ、「音楽を専攻してきた普通の大学生」。
自分を「音大生だから」と勝手に括るのは絶対にやめましょう。
音大生だと括ってしまうと、こんな問題が出てきます。
このマインドのまま就職活動やっても、企業に伝わってしまい、採用されません。
変なプライドや否定的な思考は、何もプラスに運んでくれません。
就職活動のうえで、音大生だったことは、重要な要素であるのは間違いないです。
自己PRでも活かせる経歴でもあります。
でも一度就職活動を始めるときは、まず音大生の殻から出てきてみてください。
アナタは音大生である以前に、ただの大学生。
「他の大学生と違う」と括らないでください、変なプライドも捨ててください。
③音大生が就職活動で不利な根本原因:最初から諦めている
②と深く関連していますね。
「音大生は就職に不利」なんて誰が言い始めたんだろう?
こういう言葉には耳をかさなくて良いですよ。
いや、筆者の大学でもこういう文句はよく耳にしていましたし、筆者もそう思い込んでいましたけど・・・今思えば何の根拠もない言葉です。
音大生だから就職できない?
そんなわけないじゃないですか!
確かに面接官の中には、最初から「音大生」と括ってしまう頭の古い人もいます。
でもそんな面接官がいる企業に働きたいと思いますか?
その人のアイデンティティに偏見を持つ企業はオススメできません。
「音大生だから・・」と最初から諦めると、そのマインドが就職活動の全てに悪影響になってしまいます。
アナタ自身に自信を持ってくださいね。
音大生でも就職はできます!音楽企業or一般企業別でコツを解説
「音大生は就職が不利なの?」という理由に根本原因があることをお伝えしました。
では、音大生でも就職はできるのでしょうか?
もちろん就職できます(当たり前でしょ)
「音大生が就職に不利」と言われる理由は、その学生自身のマインドによるもの。
音大生という肩書きでも音大の対応の悪さでもないんです。
なので、アナタ自身が丁寧に就職活動を進めていけば、就職できます。
就職を考えるうえで、音楽関連に就職したい人とその他の企業に就職したい人で分かれると思います。
今回は企業別での就職活動に向けてのコツを解説していきます。
音楽企業に就職したい場合
前述したとおり、音楽業界は狭き門。
採用サイトに掲載されている企業も少ないうえに、人気の業界のため、なかなか簡単には採用されない・・というのが現実です。
まずは学校の就職課が持っている情報を把握しましょう。
正直期待できない部分もあると思いますが、一番早い方法は就職課です。
大学の先生や卒業生に相談してみましょう。
思わぬ機会を得ることもあります。
決して「コネ入社を狙おう」なんて邪な考えは抜きにして、純粋な気持ちで相談してみてください。
その人が知っている有益な情報やインターン・バイトの提案もしてもらえる可能性があります。
インターン制度やバイトから、音楽業界の入り口に立つのもオススメです。
筆者の先輩や友人はインターンやバイトからスタートして、現在は正社員として活躍しています。
可能性は採用サイトだけではありません。
ただアナタの積極な行動次第・・・という感じです。
本気で音楽業界で就職したい場合は、インターンやバイトから始めてみることも是非考えてみてください。
人気の企業の場合、インターンシップで試験を行う企業もあるそうです。
インターンシップに参加したい方は選考方法も確認のうえ、徹底した準備が必要です。
インターンシップでの試験対策として便利なサービスがあるので合わせて紹介します。
株式会社ノストラムが手掛けるインターンシップ用のweb試験対策ツール「 WTI 」。
1,500円(税込)の申込みで、web適性試験の対策が12ヶ月無制限で行えます。
さまざまなweb試験に対応しているので、しっかり準備をして挑みたい方は是非利用してみてください〜!
一般企業に就職したい場合
一般企業に就職したい場合、自己分析と企業研究が最大の肝です。
企業によっては大学名を見た瞬間に「なんで音楽業界を受けないんですか?」なんて面接で聞いてきます。(めちゃくちゃ高確率で聞いてきます)
この「なんで音楽業界を受けないのか」という質問には大きく2つの意味が。
①純粋に不思議・不信感から
②企業への志望本気度を確かめるため
でもこの2つてアナタ自身が自己分析と企業研究をしていれば、そんなに怖くない質問だと思います。
また一般企業に就職した大学の先輩にも話を聞いてみるのも、気持ちの整理をするうえでは良いきっかけになりますよ。
さいごに:アナタはどう生きたい?アナタが少しでも幸せな進路を選ぼう
・音楽業界は狭き門
・「音大生が就職できない」は嘘!
・「音大生が就活で不利」も嘘!
・音大生でも当然就職はできる
・自己分析と企業研究が肝
・学校のコミュニティを活かして
いかがでしたでしょうか。
今まで言われてきた音大生就職困難説。
改めて言いますが、そんな根拠のない文句は忘れましょう。
就職ができるかできないかは、全てアナタの意思次第です。
アナタがどうなりたいか、どんな企業に就職したいか。
どんな働き方をしたいか。
なんで音楽を続けるのか、または続けないのか。
自分自身を掘り下げたうえで、自分にあった進路選びをしてください。
就職を選ぶ場合は、その就職希望先に合った対策を。
企業の面接では自信を持って堂々と対応すれば大丈夫です。
この記事が参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!